一般社団法人日本不動産研究所の調査によると、底地マーケットの規模は、現状の5兆円市場から、5年後には約10兆円市場へと大きく拡大する見込みです。
底地市場規模(底地取引の累積値)の推移と予測
- リーマンショックを経て底地の安定性への理解が広まり、底地取引金額は2009年からの13年で約6.7倍に拡大しました
- 一方、J-REITの取得資産総額(累積値)27.1兆円 1のうち底地割合は2.5%(6,686億円1)、私募REITの取得資産総額5.9兆円のうち底地割合は6.9%(4,120億円 2)に過ぎず、更なる底地マーケット拡大の余地があります
- コロナショックにより底地の安定性が改めて注目され、REITや私募ファンドは底地投資を増やす傾向にあり、今後も更なる市場規模の拡大が見込まれます。
注
1. 2023年12月末時点の取引実績の累計地であり、譲渡実績については勘案していません(出所)総額:ARES「J-REIT Databook」、底地:J-REIT公表事例
2. 2023年12月末時点の保有資産残高であり、譲渡実績(あれば)を勘案しています(出所)ARES「私募リート・クォータリー」
※公表取引事例から2001年~2022年までの底地累積取引金額を算出
※2013~2022年の底地累積取引の前年比平均増加率(金額:+14.3%、件数:+20.2%)と同水準の増加率で、2023年以降も底地累積取引金額が増加すると想定して予測を実施
※底地市場規模の算出にあたっては、国土交通省の「不動産価格指数」のデータ等を利用して、公表取引事例の割合を保守的に仮定したうえで、非公表事例分も含めた取引金額を予測
※一般財団法人日本不動産研究所が、上記〔想定条件〕に基づき算出したデータであり、今後の底地市場の拡大や取引増加を確約・保証するものではありません